夏野・ホリエモン、「東芝問題」をなで斬り! 「WORK RULES!」刊行記念"働き方"対談
堀江:顕示欲をたしなめる文化でライブドアのときにやっていたのは、机はいつもヤフーのお古でした。当時のヤフーさんってけっこうオフィスが変わるんですよ。12~13年前は青山にあって、その後に六本木ヒルズ、そしてミッドタウンに移った。ミッドタウンに引っ越されるときにちょうどライブドアが入ったので、ヤフーさんのオフィス用品を残してもらいました。
夏野:居抜き物件みたいですね。
新任アドバイザーの2人が考えるJリーグ改革
山田:さっき言っていた、組織をつくるなら目的がすごく大事だということでいくと、昨日(7月21日)のニュースでお2人はJリーグのアドバイザーになってJリーグをどうするか、というのはどうですか。
夏野:といっても、契約を結んでいないよね。
堀江:僕も契約は結んでいなくて、口約束。
山田:ツイッターとかでは「素人がこのやろう!」みたいな書き込みが盛んですが。
夏野:確かに素人ですが、私は以前にヴィッセル神戸の取締役をやっていたので、実は何も知らないわけじゃない。もしJリーグを、サッカーがずっと好きなサッカーファンとサッカープレイヤーだけで運営していったら、その人たちしかお客さんはいなくなるでしょう。サッカー好きだからいい仕事ができるのかと言えば、違うだろうと思います。
堀江:僕もそう思う。サッカーのスタジアムって、Jリーグ100年構想とかいわれて地方に行ったおかげで、地方に多くて集客に苦労している。野球に対するライバル意識みたいなのもあって、東京都心のスタジアムやチームがない。地方だけを振興しているみたいな感じ。でも、やっぱり都心にチームは必要だし、都心にスタジアムがないと集客できないという問題があると思います。
それともうひとつ、Jリーグはサッカー好きな人しか見に来ない。ユニークユーザが少ないらしいのです。同じ人が何回もスタジアムに来ていて、新規ユーザが全然来ない。これは他のプロスポーツもそうでしょうが。競技だけで集客をしようとしていること自体がかなり難しい。