火薬庫になるアメリカ「2026年の中間選挙を前に政治的暴力のリスクが急増、2028年の大統領選挙までには危機的レベルに達する可能性がある」

「爆破予告です! 今すぐ退去してください」
2月22日にワシントンで開催された穏健派共和党員の集まりであるプリンシプル・ファースト会議を傍聴していた私に対して警備員が叫んだ。
その数分後、この脅迫は追跡不可能な電子メールから送られてきたもので、4つのパイプ爆弾が 「最近トランプ皇帝によって解放されたJ6の人質を称えるために」仕掛けられたと主張していることがわかった。
悲しいことに、私はこのことに驚かなかった。
暴言による嫌がらせ

ちょうどその数日前、2021年1月6日の連邦議会議事堂襲撃に関連する罪を犯したもののドナルド・トランプ大統領の恩赦によって釈放された元プラウド・ボーイズのリーダー、エンリケ・タリオと他の反乱分子は、トランプ大統領の「アメリカを再び偉大に」(MAGA)運動の主要な集まりである保守政治行動会議(CPAC)で英雄として祝われていた。彼らのうちのひとりは、このイベントで「私たちは神のようだ」と語った。
会議中、タリオはグループを率いて連邦議会議事堂に向かった。そこで「誰の家だ? 俺たちの家だ!」と叫んだ。その後、彼は抗議者を暴行したとして逮捕されている。釈放後、タリオはプリンシプル・ファーストの会場に行き、そこで暴言による嫌がらせを行った。
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