算数が苦手な子は「3つの誤り」を犯している

進路の選択にも関わる大きな問題!

(写真:cba / PIXTA)
小学校低学年から高学年、そして中学生へ……。周囲に私学を受験する子も増える中で、わが子の成績や先々の進路がまったく気にならない親はいないだろう。どうすれば少しでもいい点が取れ、より上位の学校に進学できるのか。そもそも子どもにやる気を起こさせるには?
約25年にわたり学習塾を運営し、3000人以上の子どもを指導、成績向上に導いてきた石田勝紀氏は「心・体・頭のしつけ」をすることが重要と語ります。この連載では石田先生の元に寄せられた親たちのお悩みに答えつつ、ぐんぐん伸びる子への育て方について考えていきます。
※石田勝紀先生へのご相談はこちらから

【質問】

小学4年生の男の子がいる母親です。家では勉強はしないため、今年から塾に行かせていますが、中学受験はしないため、本人もあまり勉強に熱心ではありません。特に算数が苦手のようで、学校のテストでは50点から60点程度です。算数は、確かに私も苦手でしたし、敬遠したくなる気持ちはわかりますが、このままだと中学になってからが心配です。算数ができるようになるにはどうしたらいいでしょうか。(仮名:池田さん)

【石田先生の回答】

世の多くの生徒たちが、算数や数学を苦手としていますが、長年塾で子供たちを教える中で、これは非常に大きな問題だという思いを強くしています。実は算数ができないのは、非常に単純な理由だったりするのですが、それに気づかずいつまでも、「私は数字がダメ!」というのが口癖になってしまっている状況は何とも可哀そうです。

原因さえわかってしまえば、実はそんなにたいした問題ではありません。そこで今回は、こちらの池田さんのご質問を取り上げてお話したいと思います。

小学校入学間もない1年生の段階で、すでに算数で差ができていることがあります。その差はやがて広がり、中学、高校ではさらに拡大し、文系・理系の選択の段階で、数学ができないからという理由で自動的に私立文系のコースを選択する人が少なくありませんね。

私は、子どもの頃から算数、数学は好きな方だったため、できない子はどのように考え(実際は考えていませんが)、どのようなとらえ方をしているのかは、塾を始めてからわかったのでした。実際には算数ができる子、できない子の決定的な理由は多種多様ではありますが、共通する部分を取ると、次の3つにまとめることができました。

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