【質問】
【石田先生の回答】
塾に行かずに頑張っていることは、とてもすばらしいことです。塾では合理的に学校の点数を取らせる要領を心得ていますので、それに忠実に従っていれば、ある程度は伸びるといえます。しかし、塾へ行かずとも進学校に合格する子もいます。私の周囲でも、勉強も部活も頑張って、塾へは行かずにトップ校に合格した生徒を何人も知っています。そのような生徒は、勉強のコツを知っており、時間の使い方が上手です。それがわからなければ、塾へ行って学ぶというものひとつの方法です。
池辺さんのご質問の中で、お子さんは英語が苦手というお話がありました。英語はセンスというよりも、勉強の方法を知ると知らないとでは、天と地ほど異なる科目なのです。一部の語学のセンスがある生徒を除き、多くの生徒は、勉強方法を知りません。
かく言う私も例外ではありませんでした。中1の頃はbとdの区別がつかず、radioの単語の練習をしていると、5回目あたりから、rabioに変わっていて、それにも気づかずに書き続けるということをしていたものです。中学校では発音の悪い(というより完全なカタカナ読みの)英語の先生であったために、その後、正しい発音をすることが恥ずかしくなり、随分と苦労しました。
また、中学時代は勉強方法がわかりませんでしたから、ただ問題集を解く、教科書を眺めているという程度であったため、英語はできるほうではありませんでした。その後、高校に入ってから、単語が質、量ともに私のキャパシティを超え、覚えることが苦痛になり、単語テストの前には一夜漬けで切り抜けていました。しかし、いざ定期テストとなると記憶が残っていないため、当然、点数も悪いという状況だったのです。
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