英語と思考を同時に磨く、魔法の5行エッセイ ハーバード流「非ネイティブ」の英語勉強法②

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英語「だけ」を鍛える勉強ではもったいないです!(写真 : KAORU / PIXTA)
話すために書く。「書く」から始めて、抜群の効果が出るということで注目を集めている「5行エッセイ英語勉強法」。しかし、この勉強法、英語学習だけにとどまらず、日本語の思考整理にも役立つという声が多い。前回記事に続き、『グローバル時代を生き抜くための ハーバード式英語学習法』の著者であり、自身もハーバード大学でMBAを取得し、現在はビジネス・ブレークスルー大学(BBT大学)経営学部で教授を務める青野仲達氏に話を聞いた。

ビジネスに効く「なぜ?」に答える力

ハーバードの非ネイティブが実践する「英語学習」メソッドを、本邦初公開!

――思考整理としても役に立つと言われている5行エッセイですが、この5行エッセイのどのような部分が考えをまとめるのに役立つのでしょうか?

5行エッセイは理由を考える力、つまり「なぜ?」に答える力を磨くのに適しています。5行エッセイは、シンプルな5行の文で自分の考えをまとめることができる、エッセイの基本に基づいた「型」です。

1行目に結論、2~4行目に理由、5行目に再び結論を持ってきます。たとえば、「自転車はすばらしい乗り物だ」と言いたいのであれば、こんな具合です。

The bicycle is a wonderful vehicle. (自転車はすばらしい乗り物だ)
It’s green and healthy. (環境に優しくて健康的だ)
It’s more economical than the car. (自動車よりも経済的だ)
It’s more convenient than the train. (電車よりも便利だ)
I love riding a bicycle. (私は自転車に乗るのが大好きだ)

 

1行目で自分の意見、つまり「~が好きだ」「◯◯は~である」という主張を述べます。そして、2~4行目にその理由を入れます。そして、最後の5行目、ここで再び1行目の自分の意見を繰り返します。これが誰にでも意見を伝えることができる、シンプルな「型」になります。

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