そのTOEICスコアが実は役に立たない理由 「使える英語」と両立を目指す5つの心得

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TOEICでせっかく高得点を取っても……(写真 : xiangtao / PIXTA)
学校で教わることのなかった「本当に使うための英語」という観点から、私たち日本人が長年悩まされ続けている英語という大きな問題にフォーカスする連載シリーズの第3回。今回のテーマは多くの方を悩ませ、また長年議論の対象にもなっている「TOEIC」に迫ります。
第1回 あなたが「英語を聞き取れない」根本的な理由
第2回 英語を話せないあなたが患っている3つの病

多くの人を悩ませるTOEIC

TOEICは英語によるコミュニケーション能力を幅広く評価する世界共通のテスト。合否ではなく10点から990点までのスコアで評価され、世界約150カ国で実施されています。

TOEICは、就職や転職に有利な資格試験のひとつとしてあまりにも有名です。実際の調査でも約7割の日本の企業が採用の際に「参考にしている」というデータもあり、求められる点数も上昇傾向にあります。一方で高得点の取得がゴールになってしまい「実際の英語力と点数の差が乖離し測定データとして無意味である」という主張も根強く議論のタネになっているというのも事実です。

多くの意見があり多くの考えがある、それはまず受け入れていかなければならないでしょう。英語に関する議論で良くある矛先のズレた議論に読者の皆様を巻き込む気は。筆者には毛頭ありません。

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