「幼なじみ婚」に現代人が惹かれるのはナゼ?

増加傾向の背景にあるのは、SNSだけじゃない

幼なじみ婚の利点とは?(写真:Ushico / PIXTA)

最近、昔の友人との結婚をする「幼なじみ婚」や「同窓会婚」が急増していますよね。サッカー日本代表の内田篤人選手が同級生と結婚されましたが、有名人だけでなく、一般の人の間でも、この傾向がみられます。

急増している背景のひとつには、ツイッターやフェイスブックなどのSNSの普及があります。今まで連絡が途切れていた旧友との再会が容易になったということですね。

しかしそれだけではなく、そこにはもっと深い理由が潜んでいそうです。おそらくそれは、「自分を理解してもらいたい」という人間が根源的に持つ欲求と関連していると考えられます。

「ありのまま」を知っている貴重な存在

子どもや学生時代の頃からの知り合いは、自分自身の等身大の姿を知っています。今より純粋だったころの、自分の本来の姿を知っている貴重な存在とも言えるのです。

もちろん、思い出したくないような失態や秘密を知っているという場合もありますが、自分がどんな人間であるかという基本を理解している人。再会を果たした時点で、すでにある程度の相互理解ができているとも言えます。そのため、再会してからすぐに信頼関係や安心感が生まれやすく、そこから、恋愛、結婚へと発展しやすい傾向があるのでしょう。

一般的に結婚の条件として上位に挙がってくるものには、年収や職業がありますが、そのような条件を飛び越える力を持っているのが、本来の自分を理解してくれるという「安心感」なのです。

これは、なにも異性だけの関係について言えるものではありません。旧友に久しぶりに会うと、自然と昔の頃の自分たちに戻り、とても楽しい気分になることが多いものです。素直な気持ちで深く相手と関わることで、安心感や心地のよさが生み出されてくるのですね。

次ページ「浅い関係」が、かえって人間関係のもつれに
ライフの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • ぐんぐん伸びる子は何が違うのか?
  • 新型コロナ、長期戦の混沌
  • 就職四季報プラスワン
  • 非学歴エリートの熱血キャリア相談
トレンドライブラリーAD
人気の動画
商社大転換 最新序列と激変するビジネス
商社大転換 最新序列と激変するビジネス
「話が伝わらない人」と伝わる人の決定的な差
「話が伝わらない人」と伝わる人の決定的な差
渋谷駅、谷底に広がる超難解なダンジョンの今
渋谷駅、谷底に広がる超難解なダンジョンの今
銀行員の出世コースに見られ始めた大きな変化
銀行員の出世コースに見られ始めた大きな変化
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
日本企業は米中の板挟み<br>全解明 経済安保

先端技術をめぐる米中の争いは日本に大きな影響をもたらします。海外からの投資は経済を活性化させる一方、自国の重要技術やデータが流出し安保上のリスクになる可能性も。分断の時代に日本企業が取るべき進路を探ります。

東洋経済education×ICT