トレーニング次第で目と耳を育てられる
視覚系は他の脳番地と比べて一瞬のうちに仕入れる情報の量が圧倒的に多いです。そして視覚系が入手する情報の量、質、精度は、トレーニングによって向上させることができます。
視覚系脳番地のファイアリング(ニューロンの発火)を強くするトレーニング法として、物事をゆっくり、注意深く見ること、眼球をよく動かすこと、波や雲など、流動的に形が変わるものを見ること、インテリアについて考えるなど空間や奥行きを意識することが挙げられます。これによって、視覚系の注意力が高まります。
サッカーやテニス、バレーボールなどの球技では、ライン際の判定がとても難しいものですが、そのスポーツの経験者やテレビ観戦が趣味の人であれば、インかアウトかの判定を瞬時にできる場合があります。
しかし、全く興味のない素人が見ても判断がつきません。 同じものを見ているはずなのに、キャッチできる情報量が人によって異なるのは、見ている人の“注意力”に影響されやすいため。つまり、よ〜く注意を向けて見ることが大切です。
聴覚系脳番地は、耳で聞いた言葉や音を自動的にファイアリングして、情報を脳に集積させます。
聴覚系が仕入れた情報は、視覚系よりも優位に記憶系にアクセスするという特徴があります。
つまり、大人脳の勉強法において、聴覚系のファイアリングをコントロールすることはとても重要なのです。
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