記憶力と集中力のカギは海馬
ものを覚えたり、思い出したりするときに働く記憶系脳番地は、情報を蓄積し、使いこなします。記憶を司る海馬の周囲に位置している記憶系のファイアリングは、その中枢である海馬ちゃんをいかにコントロールするかにかかっています。
海馬は龍の落とし子の形に似ています。まるで、左右の側頭葉の内側部に龍の落とし子が仰向けに寝ているようです。まさに脳はこの二体の龍神様のお力をいただいて覚醒する仕組みなのです。
よく、海馬は記憶力に関連すると紹介されますが、実のところ、記憶するために必要な集中力にこそ海馬が深く関わっているのではないかと私は考えています。
その証拠に、集中をしているときの海馬は、右脳・左脳ともに強いファイアリング(ニューロンの発火)が起こります。しかし、脳から疲れているサインが届いているのを無視して無理やり集中力を要することを続けていると、海馬はあっという間にオーバーワークに。
海馬は、働きすぎると燃え尽き症候群になり、ファイアリングしにくくなる上に、しばらく仕事をしなくなってしまいます。龍神様である海馬様に働いてもらいたくても、ぐっすりお休みになられている状態です。
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