和田秀樹「60歳からでも脳はどんどん発達する」 自分の限界を決めてしまうのはもったいない
高齢者専門の精神科医である和田秀樹さんの著書『脳と心が一瞬で整うシンプル習慣 60歳から頭はどんどんよくなる!』。本書の中で和田さんは、人はいくつになっても脳の働きを活性化させ、賢くなり続けられるのだと語っています。一部抜粋・再構成してお届けします。
高齢になってから人生のピークを迎えた人たち
60歳というと、ひと昔前には定年退職の年齢として設定されていたこともあり、「第一線を退く年齢」というイメージを持つ方もいるかもしれません。
けれど実際には、シニア世代の方は多くの可能性を秘めていますし、仮に過去に華やかな学歴や肩書などを得ていなかったとしても、70代、80代、時には90代になってから華々しい活躍をしたり、世の中に大きな影響を与えたりした方は大勢います。
大切なのは、「明日は今日の自分を超えていこう」という思いで前進し続けること。そういう人は「頭をよくしよう」と決意すれば、何歳であってもどんどん知力を増していくことができますし、限界突破していくことだってできるでしょう。
ここで、年齢を重ねてから人生のピークを迎えた方の例をいくつかお話ししましょう。
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