心が元気な時期なら、少し粘ったあとに集中できたり、満足のいく成果が出せたりすることがあります。
でもストレス過多で疲れている時期には、粘ってもつらいだけです。
つまり、しんどいときに頑張るなんて、時間と労力の無駄です。
有限な人生において、そんな無駄を許せるほど、私たちは暇ではありませんよね。
例え話をしてみましょう。
意外に聞こえるかもしれませんが、優秀な営業マンほど、粘りません。
また優秀な投資家ほど、早々に損切りします。
「ここまで投資したのだから」とこだわり続けると、それがかえって命取りになるとわかっているため、手を引くのも早いのです。
また「多趣味多才」で知られる人は、見方を変えると「ただの続かない人」ともいえます。
だから、「粘れないこと」を気にする必要なんて、まったくありませんよ。
失敗後のダメージを未然に防ぐ技術
もう一つアドバイスしておきましょう。
「うまくいかないかもしれない可能性」を、最初からおりこんでおくのです。
例えば「最初から10件(10回)までなら失敗してもいい」、そう決めてから始めれば、失敗のたびにがっかりすることはありません。
この「がっかりする」という心の動きは、少なからずダメージを与えるので、できるだけ避けたいものです。
「失敗すること」「続かないこと」、そういったことがすべて無駄になるとは限りません。
確かに結果だけを見れば「無駄になった努力」もあるでしょう。
でも経験値は確実に上がります。
「すべてが無駄になること」なんて、まずないのです。
それらはあとの人生において、必ず何かの役に立ちます。
未来のあなたの糧になってくれます。
がまんしながら続ける「無駄な努力」より、「新しいことに挑戦する努力」のほうが、あなたを確実に成長させてくれますよ。
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