難関資格の合格対策で失敗しない「唯一の方法」 休みを取らずに動き続ける人はごく一部
たとえば、税理士や司法書士など、士業の子に生まれ、試験に挑戦するものの結局合格できず、親が死んだときに路頭に迷うケースは珍しくありません。
そうすると、合格できなかったというシンプルな事実が、人生の最後までついて回ります。
そのような立場でなくても、真剣に挑戦して、最終的にあきらめてしまうと、悔しさやむなしさが胸のどこかに残ってしまうでしょう。
私が、公認会計士試験に挫折したときもそうでした。
休みの目的は「勉強を効率化する」ため
公認会計士になりたいという気持ちは消えていましたが、仕事で公認会計士に会うたびに、心のどこかに、「自分は試験に挫折した情けない人間だ」という感覚がありました。
それはなんとも言えないみじめな思いで、あのまま仕事を続けていたら、死ぬまでどこかで後悔する気持ちは消えなかったでしょう。
この本を読んでいる皆さんには、私のようなつらい思いをしてほしくありません。
資格試験の合否は、ほんのわずかなことで、天国と地獄に分かれます。
悔いを残さないためにも、挑戦している期間中は、優先順位を勉強に置くことを忘れないようにしましょう。
そのような観点に立つと、休みの主目的も、勉強を効率化するためのリフレッシュにあると理解できるはずです。
従って、翌日に疲れを残すような過ごし方は極力避けるようにし、回復に全力を注ぐことを意識すべきです。休養日であっても、早めに帰宅し、平日と変わらない睡眠時間を確保したほうがよいでしょう。
長くつらい受験生活においては、継続することを重視して行動を決めましょう。
心と体のメンテナンスはペースを一定に保つために必須です。戦略的に回復し、勉強を効率化するために、休みの過ごし方も勉強と同じくらい真剣に考えてみましょう。
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