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坂元裕二脚本の最新映画『片思い世界』。つらく切ない人生を温かく映す喪失のファンタジー

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映画『片思い世界』のワンシーン
映画『片思い世界』監督:土井裕泰/脚本:坂元裕二/出演:広瀬すず、杉咲 花、清原果耶、横浜流星、小野花梨、伊島 空、moonriders、田口トモロヲ、西田尚美/上映時間:126分/公開日:4月4日(金)全国公開(©2025『片思い世界』製作委員会)

数多くの話題作、名作を生み出し、その名を世界に響かせる脚本家・坂元裕二氏が、エンターテインメントシーンの第一線で活躍する若手スターたちを迎えた、今年ナンバーワンの注目作であり期待作だ。

姉妹のように暮らす3人の大冒険

物語の舞台は、現代の東京の片隅。児童合唱団のメンバーとして出会った美咲(広瀬すず)、優花(杉咲花)、さくら(清原果耶)は、古い一軒家で一緒に暮らす。リビングには、12年前の合唱コンクールの集合写真が飾ってある。そこには、コンクールでピアノを弾く予定だった典真(横浜流星)が写っていない。家族でも同級生でもないけれど、ある理由によって強い絆で結ばれた3人には、それぞれが抱える“片思い”がある。

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