「この脚本がコンクールに応募されたら、真っ先に落ちる」…『果てしなきスカーレット』はなぜ感情移入できぬ作品に?プロに解説してもらった

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脚本家の間で、「脚本づくりの反面教師」になりつつあるという『果てしなきスカーレット』。どこがどうマズかったのだろうか(筆者撮影)
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2025年11月21日の公開以来、数多くの賛否を呼んだ細田守監督最新作『果てしなきスカーレット』。

逆ロケットスタートから約2カ月が経過し、上映館数もかなり少なくなってきているが、先日とあるニュースが話題となった。“アニメーション界のアカデミー賞”と呼ばれる「第53回アニー賞」の「インディペンデント作品賞」「監督賞」「脚本賞」の3部門にノミネートされたのだ。

もし受賞できれば、日本人として初となる2度目の「インディペンデント作品賞」受賞、「監督賞」「脚本賞」の初受賞となり、日本のアニメーション界において歴史的快挙となる。

スカーレット、脚本界隈で「反面教師」化?

しかし、日本国内での『果てしなきスカーレット』への評価は非常に厳しいものだ。前作『竜とそばかすの姫』の興収が66億円だったのに対し、本作の興収は約6億円にとどまっていることからも世間からの評価がうかがえるだろう。

本作の批評の中でも「感情移入できなかった」「キャラクターに愛着が持てなかった」という意見が目立つ。実際、一部脚本家界隈からも「感情移入させる方法はたくさんあったのでは?」とささやかれているそうだ。

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