第103回芥川賞候補となった『渇水』(河林満著)を原作にする本作は、日本映画界を代表する気鋭の映画監督・白石和彌が初めてプロデュースを手がけ、生田斗真、磯村勇斗、門脇麦、尾野真千子ら実力派俳優が集結したヒューマンドラマ。
生活の中に当たり前にある水道水がある日突然止められる。人間関係が希薄な社会でライフラインを失って貧困に陥る母子家庭の2人の娘と、法に基づいて停水を執行した局員の人間模様から、現代社会の気づかれにくい闇の一部に光を当てる。その中では、家庭や社会の強者と弱者の存在と、思うようにいかない自分自身の人生への苦しみや葛藤を通して、“人が生きる姿”を生々しく映し出す。
主人公は水道局員
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