「なぜ芸能界でここまで生き残れたのか?」お騒がせタレントの広末涼子(44)が神格化される理由

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広末涼子
何度も世間からバッシングされながら芸能界で長く活動を続けてこられた理由とは?(2023年撮影:Pasya/アフロ)

4月7日、広末涼子容疑者(44)は新東名高速のトンネル内で追突事故を起こした後、8日未明に搬送先の病院で看護師に暴行を加え、傷害の現行犯で逮捕された。その後、任意の薬物検査に応じ、違法薬物は検出されなかったと伝えられたが、危険運転致傷の疑いで家宅捜索が行われた。過去に何度かトラブルを起こして「お騒がせタレント」と言われてきた彼女にとっても最大級の事件だった。

これまでに騒動を繰り返してきて、世間からも激しくバッシングされてきた広末は、いまだに多くの人々にとって特別な存在であり続けている。

彼女が1990年代中盤に一世を風靡した大人気アイドルだったのは事実だが、そのときの人気の余波だけでここまで長く芸能活動を続けてこられたとは考えられない。同時期に活躍していたアイドルや女優は何人かいるが、その中で彼女だけがいまだに神格化されている理由は何なのか。

「アイドル冬の時代」に突如現れた新星

1995年、広末涼子は中学生でCMデビューを果たした。翌年にはNTTドコモのポケベルのCMで全国的に注目され、一気にトップアイドルの座に駆け上がった。ショートカットの髪型に透明感のある素顔、無邪気で自然な演技が評判を呼び、新時代のアイドルとして熱狂的な支持を受けた。

多数のCMやドラマに出演し、数多くの雑誌の表紙を飾った。歌手としても「MajiでKoiする5秒前」「大スキ!」とヒット曲を連発した。

彼女がデビューした1990年代中盤は「アイドル冬の時代」と言われ、安定した人気を誇る女性アイドルが不在の時代だった。そんな中で飛び抜けた個性と魅力を持っていた広末がその需要を一手に引き受ける状態となり、爆発的な人気を獲得したのだ。

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