頭のいい人が「夜の勉強を避ける」合理的な理由 スキマ時間でムダなく集中学習するために

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夜中心の勉強をするには、困難な点が多数あります(写真:プラナ/PIXTA)
読売新聞社記者などを経て、働きながら独学で司法書士試験、公認会計士試験に合格した石動龍氏による連載「あらゆるスキマ時間で集中学習! 無駄ゼロ独学術」。エンターテインメントコンテンツのポータルサイト「アルファポリス」とのコラボによりお届けする。

キャリアアップ、資格試験、公務員試験、TOEIC、リスキリングなどにおいて、予備校や専門学校に頼らず一人で勉強するのはうまくいかないものです。いわゆる「独学」が難しいといわれる理由は――人間の意志がそもそも弱いからです。ただし、人間の意志は弱いという事実を受け入れることで、独学の成功率を高めることができます。この本には、忙しい社会人でも実践できる、独学を成功させるためのノウハウが満載です!

朝中心か、夜中心か

勉強スタイルには大きく分けて、朝中心と夜中心のタイプがありますが、このうち、朝の勉強を重視することをすすめます。さらに言えば、早起きして学習時間のなるべく多くを朝のうちに終えることが効率的です。

アルファポリスビジネス(運営:アルファポリス)の提供記事です

悪いパターンから考えてみましょう。

日中は仕事に集中し、19時半に帰宅、夕食と入浴を終え、21時から勉強するとしましょう。翌日も仕事があり、7時に起床するならば、遅くとも午前1時には寝たほうがよいでしょう。そうすると、勉強時間が最長でも4時間しかとれません。

仕事を終えると、普通はとても疲れています。お腹いっぱいになって体が温まると、徐々に眠気が襲ってきます。テキストを読んだり、問題を解いたりしていても、集中できずに時間だけが過ぎてしまいがちです。

また、夜は多くの人が休んでいる時間帯です。面白いチャンネルの生配信も夜に行われることが多いですし、飲み会や友人との食事に誘われることもあるでしょう。そのような誘惑と戦いながら、机に向かうことは精神的にもつらいものです。

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