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「留学生受け入れ資格停止」「研究補助金削減」などの締め付けに抗うハーバード大学をはじめ、国立公園や郵便局の職員による抵抗運動も

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シカゴでデモ行進する人々
5月、シカゴでトランプ政権の政策に反対する人々が集まり行進する様子(写真:Jamie Kelter Davis/The New York Times)
アメリカの心臓部で何が起きているのか。専門家が「ワシントンの深層」を分析。【隔週日曜日更新】

トランプへの抵抗運動が徐々に形を帯び始めている。

1月20日の大統領就任以来、トランプは150件を超える大統領令を矢継ぎ早に発してきた。大統領には権限のない事項も多く含まれるただのスタンドプレーにもかかわらず、支持者へパワフルぶりをアピールするには十分だ。民主党支持者らはショックのあまりなのか傍観するだけで、始動は遅かった。それが今変わりつつある。

SNSの呼びかけで草の根的に発展

抵抗運動の動きが現れたのは、4月19日に全米で開催された「50501」デモだ。「50州、50のデモ、1つの運動」の意で、この日は1400都市で300万人を超える人々が参加し、移民の強制送還や連邦機関の解体などに抗議した。SNSでの呼びかけに応える形で草の根的に発展したもので、現在も続いている。

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