難関資格の合格対策で失敗しない「唯一の方法」 休みを取らずに動き続ける人はごく一部
このように、勉強中の休みは重要ですが、それでも制限すべき部分はあります。
休みを取ると、当たり前ですが、詰めこんだ知識は抜けてしまいます。1日休んだくらいなら、忘れてしまったところをすぐに取り戻すことは可能です。ただ、何日も連続して休んでしまうと、抜ける部分も多くなってしまいます。そのため、連続して休みを取らないことが、順調に実力を伸ばすために大切です。
「挑戦中の旅行」は避ける
従って、連続して休まないとできないことは、挑戦を続ける間はあきらめたほうがよいでしょう。
試験の難易度にもよりますが、個人的には、税理士試験や司法書士試験など、専業受験者がそれなりの割合を占めるものについては、手を抜いて合格することは難しいと思います。
働きながら専業受験生に勝つには、ある程度の犠牲を受け入れなければなりません。
遠隔地への旅行など、日数がかかるものは、勉強中は我慢しましょう。あらかじめスケジュールを調整し、試験が終わった直後など、休んでもいいタイミングに、ご褒美として実施すると良いでしょう。
どうしても旅行に行きたい場合は、1泊半の旅行とし、土曜日の午後に出かけて、日曜の夜に帰宅するなど、勉強に大きく影響しないプランを立てることをおすすめします。
休みを増やすと知識が抜ける量が増え、結果的に受験期間も長くなってしまう可能性が高いので、人生が遠回りになってしまいます。
長い目で見れば受験期間は人生のほんの一部分ですから、少しだけ行動を制限し、勉強に打ちこんだほうがよいでしょう。