難関資格の合格対策で失敗しない「唯一の方法」 休みを取らずに動き続ける人はごく一部
繰り返しになりますが、挑戦を始める際には、余裕時間をすべて勉強にあてるのではなく、休みを必ず確保してから、勉強の計画を立てるべきです。
私の場合は、原則として日曜日を完全休養日にしていました。模試がある場合は土曜日を休みに振り替えたり、土日の両方で模試がある場合は、月曜日を休んだりするなど、柔軟に対応していました。
週に1回「必ず」休養する
気をつけていたのは、週に1回のペースで必ず休養することです。仕事のない土曜日に勉強する場合も、1日中努力することは避けていました。18時ごろには机に向かうのをやめ、夜と日曜はゆっくり時間を過ごしていました。
それに加えて、勉強中も次のページの図のように、こまめに休憩を取っていました。30分ごとに目をつぶるなどの1~2分の小休憩、1時間ごとに5分のしっかりした休憩を入れて、メリハリをつけていました。
司法書士試験と公認会計士試験に働きながら2年連続で合格した人はとても珍しいかもしれません。ですが、私は特別な能力を持った人間ではありません。努力を継続する方法を確立できただけです。
合格できた秘訣は何かと考えると、「ペースを崩さなかったこと」がとても大きかったと感じています。
勉強していた約3年間に、スランプに陥って実力が伸びなかったり、疲れて勉強できなかったりする期間はほぼありませんでした。週に1日休むペースを最初から最後まで継続し、試験日まで走りきりました。
また、つらいと感じた時期もありません。働きながら通勤時間を中心にテキストを読み、帰宅までにほぼ勉強を終えていました。
私がペースを崩さずに勉強を続けられたのは、休みがあったからです。週に一度の休養を目指して、あるいは勉強中は30分ごとの小休憩を目指して、本気で頑張れたからでしょう。
楽しみがあれば苦しいときの支えになります。そこは絶対に動かさず、残りの時間にやるべきノルマを入れていくほうが、成功しやすいでしょう。