色褪せぬ100年前の社説「一切を棄つるの覚悟」 没後50年にして政界で「石橋湛山研究会」発足
今年6月、政界に超党派の議員連盟「石橋湛山研究会」が発足した。死去から半世紀が経ったにもかかわらず、その主張や生き方に学ぼうとする動きが起こるのはなぜなのか。
『週刊東洋経済』11月18日号の創刊記念号特集は「今なぜ石橋湛山か」。豊富なインタビューや寄稿を基に湛山の軌跡を振り返る。
【配信予定】11月11日(土)
安倍晋三元首相と石橋湛山の“決定的な違い”
議員連盟「石橋湛山研究会」に覚悟はあるか
石橋湛山の「ナショナリズム」をめぐる葛藤①
石橋湛山の「ナショナリズム」をめぐる葛藤②
11月12日(日)
リチャード・ダイクが語る石橋湛山のユニークさ
東証・元社長「石橋湛山は投機に賛成していた」
田中角栄と石橋湛山が「よく似ている」理由
福澤諭吉の脱亜論と小日本主義は何が違うか
<無料>「台湾への武力不行使」を周恩来に約束させた男
11月13日(月)
<無料>変わる世界秩序に食らいついた石橋湛山のもがき
11月15日(水)
<無料>日本の政治家の“勇ましい発言”に感じる危うさ
【配信予定】11月11日(土)
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政界にはあまたの議員連盟(議連)が存在する。財政やエネルギー、司法制度など特定の分野について議員たちが政策を磨く場となっているが、1人の人物の名前を冠した議連が誕生するのは異例だ。
超党派「石橋湛山研究会」が自民党、立憲民主党、国民民主党の議員らで設立されたのは今年6月のこと。今なぜ石橋湛山か。「時代の要請だ」。11月1日、2回目を迎えた勉強会で、共同代表の岩屋毅元防衛相は議連設立の背景をこう語った。
米中対立やウクライナ戦争、台湾有事危機など日本を取り巻く国際環境は厳しさを増す。そのうえ、BRICSの拡大やグローバルサウスの台頭など国際舞台には新プレーヤーが続々と参入している。G7が世界を舵取りした時代は終わりつつある。変わりゆく世界秩序の中を日本はどう生きるのか。
そこで浮上したのが石橋湛山だ。
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