有料会員限定

問われる「ブレトンウッズ体制崩壊」の後始末。元大蔵省財務官・行天豊雄氏インタビュー

✎ 1 ✎ 2
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

有料会員限定記事の印刷ページの表示は、有料会員登録が必要です。

はこちら

はこちら

縮小
元大蔵省財務官 行天豊雄氏
行天豊雄(ぎょうてん・とよお)/元大蔵省財務官。1955年大蔵省(現財務省)入省。85年のプラザ合意時には国際金融局長を務め、国際合意の取りまとめに尽力した。世界経済の重要局面に立ち会った「通貨マフィア」として知られる(写真:編集部撮影)

特集「トランプ関税 大予測【世界経済編】」の他の記事を読む

ドナルド・トランプ米大統領の相互関税によって、世界経済は不確実性の渦に放り込まれた。企業業績、マーケット、通商・外交はどう動くのか。本特集では総力取材で今後の展開を予測した。

戦後、ドルを基軸通貨とするブレトンウッズ体制は世界にとって非常に居心地のよいものだった。日本はこの体制下で高度成長を成し遂げ、最も恩恵を受けた。

ところが1971年のドルと金の交換停止によってブレトンウッズ体制は壊れた。今思えばこの秩序の崩壊は非常に大きな意味があったが、その後始末がしっかりと行われなかったことが現在に至る混乱を招いていると思う。

関連記事
トピックボードAD