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〈詳報記事〉図解「トランプ関税ショック」 世界同時不況はありえるか。異例の政策への向き合い方
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ドナルド・トランプ米大統領の相互関税によって、世界経済は不確実性の渦に放り込まれた。企業業績、マーケット、通商・外交はどう動くのか。本特集では総力取材で今後の展開を予測した。
【世界経済編 配信スケジュール】
5月22日(木)
問われる「ブレトンウッズ体制崩壊」の後始末
「自由貿易の盟主」ではなかったアメリカの250年
5月23日(金)
二転三転の「トランプ関税」 基本がわかるQ&A
世界を左右するトランプ政権側近たちの“頭の中”
「関税&減税策」で同盟国に決断を迫るトランプ
<無料>自動車、大豆、コメ…「日米通商交渉」の現在地
5月24日(土)
ロシアとの関係に透ける中国「対米戦略」の本音
5月25日(日)
「ドル離れの火種」アメリカ国債は7月が正念場に
“化石燃料第一”へ転換、アメリカが見出した商機
5月22日(木)
問われる「ブレトンウッズ体制崩壊」の後始末
「自由貿易の盟主」ではなかったアメリカの250年
5月23日(金)
二転三転の「トランプ関税」 基本がわかるQ&A
世界を左右するトランプ政権側近たちの“頭の中”
「関税&減税策」で同盟国に決断を迫るトランプ
<無料>自動車、大豆、コメ…「日米通商交渉」の現在地
5月24日(土)
ロシアとの関係に透ける中国「対米戦略」の本音
5月25日(日)
「ドル離れの火種」アメリカ国債は7月が正念場に
“化石燃料第一”へ転換、アメリカが見出した商機
根拠が乏しい相互関税を筆頭に、トランプ米大統領の異例の政策が世界を揺るがしている。
日本政府は7月に期限を定め、日米関税交渉の軟着陸に必死だ。とくに日本の経済や雇用を支える自動車への25%関税は何としても撤廃・軽減させたいところだろう。
適切な向き合い方
政権発足から4カ月が経過したトランプ大統領に対しては目下、2つのタイプの向き合い方がある。
主流なのは、トランプ大統領の政策はでたらめで経済合理性もないから必ず失敗し、元へ戻ると考えるものだ。実際、累計145%もの関税を課した中国に対し、米国は5月12日、発動からわずか1カ月で30%への引き下げを決めた。
高関税は米国にインフレと景気減速をもたらし、中国に対する事実上の禁輸措置は中国製品への依存度が高い米国人の生活を苦しめるだけとの見方が強かった。高関税を課せば米国の製造業が復活するというのもあまりに楽観的だ。
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