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トランプの本質はネオコン・リバタリアンの終焉 半世紀ぶりに大転換したアメリカ保守主義思想

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保守政治行動会議(CPAC)に出席するドナルド・トランプ米大統領
2月22日に開催された、全アメリカの保守主義の活動家や政治家が出席する討論会「CPAC」(保守政治活動協議会)(写真:Samuel Corum/Bloomberg)

世界がトランプ米大統領に振り回されている。今年1月の就任以降、相次ぐ追加関税の決定や修正、外交・安全保障をめぐる不規則発言で西側諸国は右往左往。「トランプ2.0」以降の世界の新秩序を模索する動きも活発だ。

トランプ個人は自分のディールで米国を儲けさせることに執着する。そのため、強硬と懐柔を使い分け、手のひらを返すように発言を変えるのは日常茶飯事だ。トランプの不規則な言動は予測不能だ。

もっとも今後を予測するうえでは、米国民の多数派が「自国第一主義」のイデオロギーに傾き、変容していることのほうを重視すべきだろう。トランプ現象の底流では、米国の保守主義思想が約半世紀ぶりに大転換しているからだ。

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