起業することのリスクなんて、ほとんどない

堀江貴文×HIKAKIN 「逆転仕事論」対談<上>

堀江:僕には「これは絶対に負けない」という武器はないんです。でも、気づいて行動するかどうかの方が大事だと思う。僕と同じ時代、1994年、95年ぐらいにインターネットにかかわっていた人は実はけっこうたくさんいた。僕はインターネットを見て「これはすごい! これに賭けよう!」と思ったんだけど、逆に周りが何でそうならないのかわからなかった。僕は、これがくるだろうなと思ったらだいたいそこに一気にベットするんだけど、多くの人は面白そうだなと思うだけで動かないよね。

HIKAKIN:僕の場合は、動画が一気にくると予測できていたわけじゃないんです。上京した頃はストリートライブをしていたんですけど、駅員さんに止められるし、日本人はシャイだからちょっとしか立ち止まってくれない。ライブでクラブがいっぱいになっても多くて200人で、みんなお酒が入っていて、翌朝には「あの人すごかったけど、なんて名前だっけ?」と忘れられちゃう。それで動画のアップを始めたら、次第に会う人、会う人に「動画、見たことあるよ」と言われることが増えてきて、ライブより動画だ! と思って力を入れていきました。

中学生が「起業するのはリスクが高い」と発言!

堀江貴文(ほりえ・たかふみ)●1972年、福岡県生まれ。SNSファウンダー。自身が手掛けるロケットエンジン開発のほか、スマホアプリ「TERIYAKI」「焼肉部」「755」のプロデュースなど幅広く活躍。HORIEMON.COMの人気コーナー「WITH」では『テクノロジーが世界を変える』をテーマに、各界のイノベーター達に堀江自らがインタビュワーとなり取材したものを連載中。有料メルマガ「堀江貴文のブログでは言えない話」の読者は1万数千人の規模に。2014年8月には会員制のコミュニケーションサロン「堀江貴文サロン」をスタート。近著に『我が闘争』『ゼロ』など。

堀江:「とりあえずやってみる」ということですよね。動画を毎日アップすることなんて、ゼロ円でできるんだから。

HIKAKIN:それはすごく思いますね。ツイッターで「何から始めたらいいですか」とか、「カメラとかパソコンとか何を使えばいいですか」って、すごく質問されるんです。でも、それを僕に聞いている間に、とりあえず始めちゃえばいいのにって思います。

堀江:そこで始められるかどうか、ですよ。だって、ユーチューバーになるのはノーリスクじゃないですか。動画をアップして全然見られなかったとしても、誰にも知られていないからそのままひっそり、何も始まってない状態に戻るだけでしょう。恥ずかしくもない。それなのに、みんな失敗をすごく恐れますよね。

エンジン01(ゼロワン)文化戦略会議という団体があって、年に一度、地方都市で100人ぐらいの文化人がノーギャラで講座を開くんですけど、中高生の講座を受け持って起業論を話したら、中学生に「起業するのはリスクが高い」と言われて、驚きました。

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