堀江貴文氏に聞く、「家族」と「会社」の意義 なぜ人は組織におさまりたがるのか
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家族は本当に必要?
――今回のご著書の中では、結婚、家族についても触れていますね。
なんで、みんな家族なんか作るんだろうなと思って。
――楽しいと思うからでは?
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いやあ、そう思い込んでいるだけだと思いますけどね。
――堀江さんはご結婚されてましたよね。
そう。結婚とかもなんかよくわからないまましちゃったんですよね。
――そうなんですね。
付き合っている彼女に子供ができたのです。なんか、ここで言うとおりにしないと別れるとか言いそうだったし、そこでまたもめるのは面倒くさいなと思って。しかも彼女は実家に帰って、そこで産むことになって家にいなかったんです。婚姻届を代わりに出しといてって言われて、「いや俺忙しいし、面倒くさいんだけど」って言ったらもめましたね、何度か。
11月22日が「いい夫婦の日」なんですよ。だからその日に出してくれって言われて忘れちゃって、超怒られましたね。「次は12月2日だから」って言われて、それも確か忘れちゃった。結局、提出したのが12月の何日かでしたね。
――もしかして、夫婦がいいものっていうのも思い込みでしょうか。
思い込みですよ。いちばん合う人ってライフスタイルの時々で変わると思うんです。ぶっちゃけ、そうだと思いますよ。
――それが婚姻届を出したばっかりに、一生涯、気合いで合わせちゃう?
そう、だからやっぱり思い込みですよね。でも、思い込みというのは、強固に思い込まれるようにちゃんとプログラムされているので、そうなるはずなんですよ。先ほども言いましたが、これは社会制度として農耕が始まったときから2000年ぐらい続く伝統ですね。自分の命を守るために、(婚姻の)制度ができたんだと思います。一夫一妻制の結婚制度っていうのは、世界で同時多発的に生まれているんですよ。
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