堀江貴文氏に聞く、「家族」と「会社」の意義

なぜ人は組織におさまりたがるのか

9月に瀬戸内寂聴との共著『死ぬってどういうことですか? 今を生きるための9の対論』を上梓した。死ぬこと、生きることって何なのか。前編に続き、堀江貴文氏にインタビューする。この後編では、多くの人が信じて疑わない「家族」や「会社」の存在意義について考える。
前編記事:堀江貴文氏が語る、「生きるのに必要なこと」はこちら
「家族がいい」「会社がいい」というのは思い込み?

家族は本当に必要?

――今回のご著書の中では、結婚、家族についても触れていますね。

なんで、みんな家族なんか作るんだろうなと思って。

――楽しいと思うからでは?

『死ぬってどういうことですか? 今を生きるための9の対論 』(角川フォレスタ)では瀬戸内寂聴さんと9つの難題について激論

いやあ、そう思い込んでいるだけだと思いますけどね。

――堀江さんはご結婚されてましたよね。

そう。結婚とかもなんかよくわからないまましちゃったんですよね。

――そうなんですね。

付き合っている彼女に子供ができたのです。なんか、ここで言うとおりにしないと別れるとか言いそうだったし、そこでまたもめるのは面倒くさいなと思って。しかも彼女は実家に帰って、そこで産むことになって家にいなかったんです。婚姻届を代わりに出しといてって言われて、「いや俺忙しいし、面倒くさいんだけど」って言ったらもめましたね、何度か。

11月22日が「いい夫婦の日」なんですよ。だからその日に出してくれって言われて忘れちゃって、超怒られましたね。「次は12月2日だから」って言われて、それも確か忘れちゃった。結局、提出したのが12月の何日かでしたね。

――もしかして、夫婦がいいものっていうのも思い込みでしょうか。

思い込みですよ。いちばん合う人ってライフスタイルの時々で変わると思うんです。ぶっちゃけ、そうだと思いますよ。

――それが婚姻届を出したばっかりに、一生涯、気合いで合わせちゃう?

そう、だからやっぱり思い込みですよね。でも、思い込みというのは、強固に思い込まれるようにちゃんとプログラムされているので、そうなるはずなんですよ。先ほども言いましたが、これは社会制度として農耕が始まったときから2000年ぐらい続く伝統ですね。自分の命を守るために、(婚姻の)制度ができたんだと思います。一夫一妻制の結婚制度っていうのは、世界で同時多発的に生まれているんですよ。

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