「日本人であること」が武器になる仕事とは?

海外で働くために考えるべきこと

(写真:xiangtao / PIXTA)
 いい大学に入り、いい会社に入っても、一生安泰の保証はない。これからの時代は、社会に出た後にどんな努力をするかで将来が決まる。この連載では、「学歴なし、コネなし、カネなし」で世の中を渡り歩いてきた安井元康・経営共創基盤(IGPI)プリンシパルが、悩めるビジネスパーソンからのキャリア相談に、本当に役立つ実践的なアドバイスをしていく。
→安井さんへのキャリア相談は、こちらまでお送りください。

 

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【キャリア相談 Vol.44】オーストラリアで働くために 
はじめまして。今年34歳になる会社員です。オーストラリアの大学院(文系)卒業後、永住権を取得し数年前まで現地の企業で翻訳者として働いておりました。3年勤務の後、雇用形態が不安定なこと、賃金が安く伸びしろも少ないことなどを理由に、語学力を生かせる日本でキャリアを積み、オセアニアに捲土重来しようと考え、日本では広報の仕事に就きました。
しかし 3年が経過した今、日本のビジネスマナーや社内調整・根回し力、段取りの仕方、社外との関係構築力は身に付いたものの、ハードスキルや知識、人脈については、オセアニアに戻って生かせるものとは言いがたいです。
オーストラリアに帰った後、ある程度、余裕がある暮らし(感覚値で年収600万円レベル)を送りたいと思い、現在、米国公認会計士の資格取得を取り組んでおりますが、私のような30オーバー、海外に出て生活したいと考えている日本人が食べていくために、今後、どのようなスキルを身に付ければよいのでしょうか。生活力、稼ぐという観点からアドバイスをいただけるとありがたいです。よろしくお願いします。
Best match(会社員)

何をするか何ができるかが求められる

基本的に、オセアニアに限らず「日本人が海外で食べていく」ためのキーワードはアービトラージです。現地大学院を卒業後、現地にて3年、そして日本にて3年という実務経験を積んできているわけですね。そう考えると、語学力(英語力)は問題ないという前提だと思います。

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