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「半導体人材の育成」でSCREENが至った新境地 市況の山谷にあわせた人員調整から脱却する

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中長期では拡大トレンドの続く半導体市場。製造装置メーカー大手・SCREENは先を見据えた取り組みを進めている。

SCREEN彦根事業所の研修風景
半導体製造装置大手のSCREEN彦根事業所では、70人超の派遣従業員を研修段階から受け入れている(記者撮影)

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「この部品、もともとどこについてたっけ?」「どのネジ使うんだっけ?」

SCREENセミコンダクターソリューションズ(以下、SCREEN)が滋賀県彦根市に構える彦根事業所。そこでは、70人を超える若者が1カ所に集い研修を受けていた。8人程度のグループに分かれ、メンバー同士で相談しながら、研修担当のエンジニアから与えられた課題をこなしていく。ものづくりらしい会話が飛び交う。

しかし研修を受けているのは、SCREENの社員ではない。製造業に強い人材派遣会社、UTグループの新卒新入社員でSCREENに派遣される予定の人たちだ。SCREENは人材育成に関する新たな取り組みとして、2023年4月からUTグループの社員を研修段階から彦根事業所で受け入れ始めた。

研修では、メールの返し方や電気機器の取り扱い上の注意といった一般的な事柄に加え、各種工具の使い方や部品の名前などを学ぶ。彦根事業所での業務に特化したオリジナル研修もある。研修期間が終わると、一定の基準を満たした者から順に、装置製造ラインに入ってゆく。

増産のために続く工場棟の立ち上げ

半導体を製造する際に使うウエハ洗浄装置で、世界トップシェアを誇るSCREEN。その最大の製造拠点が彦根事業所だ。2000人以上もの従業員が働く。装置の需要増に応えるため、彦根事業所ではここ数年、増産のために製造効率を徹底的に追求した工場棟の立ち上げが続いている。

2019年1月に「S³-3(エス・キューブ スリー)」を竣工、2023年1月には、「エス・キューブ フォー」が操業を始めた。足元では新棟「エス・キューブ ファイブ」の建設も進んでおり、2024年1月からの操業を予定している。

SCREENの洗浄装置はすべて滋賀県で製造されている、しかも、5年の間に3棟も新棟が稼働を開始するのだから、従業員の確保も大変だ。

「シリコンサイクルという考え方は、今後は通用しないのではないか」。SCREENびわこ工場の木本啓介副工場長は、工場での人材採用に関連してそう述べる。

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