特集『半導体 次なる絶頂』の第2回。世界最大の半導体受託製造企業・TSMCの決算は多くの示唆がある。魏哲家CEOの発言は、世界中の注目の的だ。

魏哲家CEOは決算内容を平易な英語で説明する(写真:Taiwan Semiconductor Manufacturing Co., Ltd.)
「2023年前半を通じて在庫は適正水準まで調整される」
10月13日、世界最大の半導体受託製造企業・TSMC(台湾積体電路製造)の決算説明会で魏哲家CEO(最高経営責任者)はこう述べた。
魏CEOの発言は、世界中の注目の的。というのも、スマートフォンの脳に当たるSoCというチップは、設計こそ米アップルや米クアルコムが手がけるものの、製造はTSMCを頼る。またPCの核となるCPU(中央演算処理装置)も、最先端品はTSMCが製造する。
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