──業績拡大が続いています。現在の事業環境をどうみていますか。
最先端の半導体から汎用品まで、幅広く求められている。最先端品の占める割合が大きい(台湾TSMCや米インテルのような)顧客の投資競争だけでなく、汎用品でも技術革新が必要とされる。もっと高速、もっと大容量、もっと低消費電力の半導体の需要が高まっていく。半導体製造装置の市場は2021年に約40%成長したが、22年も15%程度伸びる勢いだ。
──中長期的にはどの程度の伸びを見込んでいますか。
動画配信サービスにしても、話題のメタバースにしても、画像・映像の高精細化が進むと、よりデータ通信量が大きくなる。世界のデータ通信量は年率26%で増えていくとみている。10年間で10倍になる計算で、2040年には現在の100倍のデータ通信量になる。データ通信量が増えれば、それだけ半導体も必要になる。
産業機械のIoT化、ポスト5G、自動車の自動運転など、あらゆるスマート化がこれから進む。よく「この好況はいつまで続きますか」と尋ねられるが、今始まったところだ。デジタル化や脱炭素化、豊かな世界のために半導体の重要性は高まっていく。
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読み頂けます。
東洋経済ID 会員特典
東洋経済IDにご登録いただくと、無料会員限定記事を閲覧できるほか、記事のブックマークや著者フォロー機能、キャンペーン応募などの会員限定機能や特典をご利用いただけます。
東洋経済IDについての詳細はこちら
無料会員登録はこちら
ログインはこちら