特集『半導体 次なる絶頂』の第10回。産業機械や自動車、家電などに幅広く使われるパワー半導体。脱炭素の流れで爆発的な成長が見込めるが、2つの大きな投資テーマを抱えている。

三菱電機のSiC製品。EV化に向け開発を加速している(写真:記者撮影)
欧米勢の巨額の投資に対抗するためには、合従連衡も必要ではないか──。半導体業界の関係者たちは、パワー半導体についてそう口をそろえる。
産業機械や自動車、家電などに幅広く使われるパワー半導体は、日本の半導体産業に残された最後の牙城だ。世界シェアトップ10には日本企業が5社ランクインしており、日本勢だけで20%以上のシェアを握る。
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