特集『半導体 次なる絶頂』の第5回。家電や自動車の多くが半導体不足で品薄になり、その重要性の認知が学生を含む一般消費者にまで広まった。半導体に関わる人材は今や引く手あまただ。

CEATECの『半導体産業人生ゲーム』に興じる学生たち(写真:記者撮影)
半導体業界の人材獲得競争が熾烈さを増している。
今年7月、半導体製造装置大手のディスコが、大幅なベースアップ(ベア)を実施した。正社員や契約社員の毎月の基本給を一律2万円引き上げたのだ。これほどの大幅アップは約7年ぶりとなる。
ディスコの関家一馬社長は、「ベアをきっかけに学生がディスコのことを調べてくれたら。IT業界を中心に給与競争が始まっていて、初任給を上げなければならないと感じた」と語る。
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