面白いことに、みんなが同じように幸せだった一億総中流の時代には、「みんなと同じままじゃ嫌だ」「自分はもっと幸せになる」と上昇志向を持つ人がたくさんいました。「同僚との出世競争に勝ちたい」「隣の家よりもいい暮らしをしたい」といった夢や目標の実現に向けて努力していたのです。
「みんなと同じ」=「99人の貧困層」
経済が低迷してくると、「不幸でもみんなと同じなら満足だ」と思う人が増えてきます。本来は、低迷しているからこそ夢や目標を持たなければならないと思うのですが……。
今後、日本の格差社会が進行すれば、1人の富裕層と99人の貧困層が世の中に誕生します。つまり、「みんなと同じ」イコール「99人の貧困層」ということになります。
みんなと同じで満足していたら、給料はどんどん下がり続けて、過酷な労働環境に置かれるのは確実です。貯金もできなくなりますから、将来の不安はかえって増大するだけです。
みんなと同じは、不幸な結果を招くと考えるべきです。
ちなみに、いじめの根本にも、仲間はずれにされることへの不安があります。いじめグループのメンバーの側も仲間はずれを恐れ、いじめられる側も逃げ場がないため、いじめが続いてしまうわけです。やはり、「みんなと同じ」は不幸になりやすいのです。

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