他人の行動にイライラ……口先ばかりの人にうんざり……誰も気持ちをわかってくれない……。
自分の感情をコントロールできず、不機嫌になってしまうことはありませんか。ちょっとしたことで感情的になってしまうのは、誰にでもあることです。大切なのは、感情をなくすことではなく、感情に振り回されないこと。
『感情的にならない気持ちの整理術 ハンディ版(特装版)』では、精神科医・和田秀樹氏が、「感情的になってしまう理由」から「感情整理のコツ」「感情的になった時の対処法」「毎日ごきげんに過ごす方法」など、「心のコントロール術」を紹介しています。本稿では同書より一部を抜粋のうえ、感情的にならずにすむ「考え方」3つのコツをお届けします。
なぜ他人の行動にイライラするのか
1、まずは自分の性格の“偏り”に気づく
★不機嫌な人は、他人の行動にイライラしがち。
★誰にでも過敏に反応してしまう分野がある。
★自分の性格の偏りを認めれば、冷静になることができる。
★誰にでも過敏に反応してしまう分野がある。
★自分の性格の偏りを認めれば、冷静になることができる。
いつも他人の行動が目についてしまい、ことあるごとにイライラしている人がいます。例えば、いつも時間厳守を心がけ、待ち合わせ場所に必ず5分前に着くように行動している人は、少しでも時間に遅れる人のことが気になります。
「どうしてあの人は、いつも時間にルーズなのだろう?」
と考え、頭にきて、つい意見を言いたくなります。
同様に、きれい好きの人は、片づけられない人のことが気になります。
「毎日少しずつ片づければいいのに。あんなに散らかった部屋によく住んでいられるものだ」
などと考えて不機嫌になるわけです。
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