たった2分遅刻した友人に怒り狂った彼の心の中 どんな人でも過敏に反応してしまう分野はある

✎ 1 ✎ 2 ✎ 3 ✎ 4 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

でも、たいていの人は、少しくらい時間に遅れたり、部屋が散らかっていたりしても、そこまで目くじらを立てません。怒っているのはその人だけ、というケースは多いのです。

時間に遅れたり、部屋を散らかしたりする人は、別に他人を挑発する目的で、わざわざ神経に障るように行動しているわけではありません。

つまり、不機嫌になるのは他人のルーズな行動のせいではなく、自分が極度に時間に厳しく、きれい好きな性格だから。性格が偏っているからこそ、相手の行動がいちいち気になるわけです。

どんな人でも偏っている分野はある

常に不機嫌な人は、自分の性格に偏りがあるという事実に気づいていません。

けれども、「自分の性格は正常で、相手の性格が偏っていて非常識だ」と考えている限り、いつまでも不機嫌な感情から抜け出せなくなってしまいます。

そこで大切なのが、自分の性格の偏りを認めることです。

どんな人でも、普通よりも過敏に反応してしまう分野を1つや2つは持っているものです。「自分は人よりも時間に厳しい人間なんだな」などと素直に認めてしまえば、感情的にならずに他人の行動も冷静に受け止めることができます。

普段自分がどんなときに不機嫌になりやすいか、職場の人や家族、友人などに尋ねてみるのも1つの手です。自分の性格の偏りに気づけば、相手に振り回されることもなくなります。

(画像:『感情的にならない気持ちの整理術 ハンディ版(特装版)』)
次ページ完璧でなくてOK
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事