みなさんは東大生と聞いて、どのようなイメージを持つでしょうか?
「小さいときから勉強漬け」とか「お金持ちの家庭が多い」といったイメージをなんとなく持つのではないでしょうか。
実際、2020年度に東京大学学生委員会が実施した学生生活実態調査結果報告書を見ると、保護者の年間世帯年収が1050万円以上の家庭が42.5%という結果が出ています。950万〜1050万円未満が11.4%、750万〜950万円未満が16.9%と続き、450万円未満の家庭はわずか14.0%しかいません。
年収300万円台の家庭から東大に合格
しかし、今回インタビューした布施川さんは東大生の中でもマイノリティーである、年収300万円台の家庭から東大に合格した経歴の持ち主です。
さらに布施川さんは、1浪を経験しています。浪人生活は莫大なお金がかかります。一般的に、1年間フルに予備校に通うとすると100万円、生活費や参考書代や受験料などを含めると150万円以上の出費は覚悟しなければなりません。
そんな世帯年収の半分のお金が1年で失われるにもかかわらず、布施川さんは浪人という決断をしたのです。
どうして、お金のない家庭の中でも浪人という決断をしようと思ったのでしょうか。なぜそこまでして東京大学に行きたかったのでしょうか。
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