仕事も勉強も共通「伸びる人、伸びない人」5つの差 知への「危機感」「同調圧力」…あなたは大丈夫?
わからないところまで戻って学ぶ勇気
西岡壱誠(以下、西岡):今日はよろしくお願いします。嶋田先生には、「学び」についてうかがいたいことがたくさんあって、楽しみにしていました。
嶋田毅(以下、嶋田):『東大独学』、読ませていただきました。学生だけでなく、社会人の学びにもとても役立つと感じました。今日はよろしくお願いします。
西岡:ありがとうございます!
1:わからないところまで戻る勇気
西岡:さて、僕が考える「伸びる人、伸びない人」の最初の違いは、「多少恥ずかしくても、わかっていないところまで戻る勇気」があるかどうかということです。
実は、東大受験生でも、中学の範囲まで戻ってやり直すということがザラにあるのです。僕は偏差値35から東大を目指したので、小学校の計算問題まで戻って勉強しました。
嶋田:まったくそのとおりですね。特に積み上げ型の勉強は、基礎の簡単なところからやってみることが重要です。
最近は、中高生が学校でコンピュータサイエンスの基礎を学んでいます。大人が基礎からやらなかったことを、中高生が勉強しているわけです。大人も、そのレベルまで戻って勉強してもいいと思います。