「明日のプレゼンはうまくいくだろうか」「昨日はあんなことを言ってしまった」など、私たちは日々、頭の中で話をしている。
このような「頭のなかのひとりごと(チャッター)」はしばしば暴走し、あなたの脳を支配し、さまざまな問題を引き起こしてしまう。
一方、この「チャッター」をコントロールすることができれば、あなたは本来持っている能力を最大限に発揮できるという。
賢い人ほど陥りがちな「考えすぎ」をやめる方法とは何か? 今回、11月に日本語版が刊行された、40カ国以上で刊行の世界的ベストセラー、『Chatter(チャッター):「頭の中のひとりごと」をコントロールし、最良の行動を導くための26の方法』について、『自分の最高を引き出す考え方』の著者でスポーツ心理学者の布施努氏に話を聞いた。前編に引き続いてお届けする。
このような「頭のなかのひとりごと(チャッター)」はしばしば暴走し、あなたの脳を支配し、さまざまな問題を引き起こしてしまう。
一方、この「チャッター」をコントロールすることができれば、あなたは本来持っている能力を最大限に発揮できるという。
賢い人ほど陥りがちな「考えすぎ」をやめる方法とは何か? 今回、11月に日本語版が刊行された、40カ国以上で刊行の世界的ベストセラー、『Chatter(チャッター):「頭の中のひとりごと」をコントロールし、最良の行動を導くための26の方法』について、『自分の最高を引き出す考え方』の著者でスポーツ心理学者の布施努氏に話を聞いた。前編に引き続いてお届けする。
プレゼンで失敗しないためのコツ
アスリートは、本番で最高のパフォーマンスを発揮するために、「頭の中のひとりごと=チャッター」をコントロールすることで、ネガティブな感情に飲み込まれないようにトレーニングをしています。
ビジネスパーソンの仕事においても、アスリートと同じように、チャッターと向き合って対処するということができると思います。
例えば、お客さんの前でプレゼンをしなければならないという場面。ところが、そのお客さんはすっかり凍っている。こうなると、頭の中で「うまくいかないかもしれない」など、不安のチャッターが巻き起こってしまいます。
その時にやるべきことは、まず、今の自分の状態に合った目標に下げることです。
「なんとかこの商品を買ってもらわなければいけない」と考えると、ハードルが上がってしまいますが、「今日は、自分がこの自社製品をいかに好きかを伝えよう。すごく開発に力を入れたんだとか、自分側の話をしたほうがいいかもしれない」と考えます。
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