「明日のプレゼンはうまくいくだろうか」「昨日はあんなことを言ってしまった」など、私たちは日々、頭の中で話をしている。
このような「頭の中のひとりごと」(チャッター)はしばしば暴走し、あなたの脳を支配し、さまざまな問題を引き起こしてしまう。
一方、この「チャッター」をコントロールすることができれば、あなたは本来持っている能力を最大限に発揮できるという。
賢い人ほど陥りがちな「考えすぎ」をやめる方法とは何か? 今回、11月に日本語版が刊行された、40カ国以上で刊行の世界的ベストセラー、『Chatter(チャッター):「頭の中のひとりごと」をコントロールし、最良の行動を導くための26の方法』について、『理想の自分をつくる セルフトーク マネジメント 入門』の著者で、コーチ・エィ代表の鈴木義幸氏に話を聞いた。前編と後編の2回に分けてお届けする。
このような「頭の中のひとりごと」(チャッター)はしばしば暴走し、あなたの脳を支配し、さまざまな問題を引き起こしてしまう。
一方、この「チャッター」をコントロールすることができれば、あなたは本来持っている能力を最大限に発揮できるという。
賢い人ほど陥りがちな「考えすぎ」をやめる方法とは何か? 今回、11月に日本語版が刊行された、40カ国以上で刊行の世界的ベストセラー、『Chatter(チャッター):「頭の中のひとりごと」をコントロールし、最良の行動を導くための26の方法』について、『理想の自分をつくる セルフトーク マネジメント 入門』の著者で、コーチ・エィ代表の鈴木義幸氏に話を聞いた。前編と後編の2回に分けてお届けする。
普通に話すよりも40倍も早口
頭の中のひとりごとは、主に、社会の中でアイデンティティを確保するために起こっています。そして、そのひとりごとは、無意識に形成されており、非常にスピードが速いのです。
アメリカの大統領は、一般教書演説で1時間に6000語しゃべっているそうですが、人は頭の中で、1分間に4000語もの言葉を日常的にしゃべっています。
普通に話す40倍のスピードですから、ほんの一瞬です。それがずっと続いているわけですから、通常、頭の中は茫漠としています。
「自分は、あまりものを考えないんですよね。休日は何も考えずにボーッとしています」と言う人がいますが、そんなことはないのです。考えるスピードが速すぎて、自分で捉えられていないだけなのです。
頭の中ではすごいスピードで言葉が流れている中で、例えば「Who are you?(あなたはどんな人?)」と問いかけられると、はじめて人は、「えっ、自分はどんな人だっけ?」と立ち止まり、自分の中を切り取って捉えることができるようになるわけです。
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