話し方で「損する人得する人」の意外と侮れない差 やたらと質問して相手を困らせていませんか?

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話しをする女性
話し方で、得する人と損する人の違いとは(写真:Luce/PIXTA)
同じ目的の言葉を伝えるにしても、言い方を変えるだけで相手に与える印象は180度変わります。人づきあいがこじれてしまう、関係がぎくしゃくしてしまう話し方は、「損する話し方」をしているということです。話し方ひとつで、人間関係は良くも悪くもなるのです。『話し方で損する人 得する人』では、シチュエーション別に「損する話し方」と「得する話し方」を紹介しています。
実際にその話し方が相手にどれだけ「好印象」を与える(得)か、「悪印象」を与える(損)か、について、アンケート調査を実施し、「悪印象度と好印象度」として、結果も掲載しました。※本稿では同書より一部を抜粋しお届けします。

『話し方で損する人得する人』

●損する人=相手の話をきっかけに自分の話を始める→悪印象度76%
●得する人=相手が話し始めたら「聞き役」に徹する→好印象度93%

例えば、あなたが友だちと会話をしているとしましょう。

友達「先週バーベキューに行ったんだけどね」

あなた「へえ、バーベキューかぁ! そういえば最近行ってないな。もう2年くらい行ってないかも」

友達「……そ、そうなんだ。でね、バーベキューに行ったらね」

あなた「あ、でも、バーベキューってけっこう準備とか大変だよね。結局、お店で飲むほうが気楽で好きだなー。そうだ、屋上で飲めるビアガーデンがあってさ……」

友達「……」

どうでしょうか?

バーベキューに行った話を始めた友だちは、もっといろいろと「あんなトラブルがあった」「こんな楽しいこともあった」と話したかったはずです。

ところが、あなたは「バーベキュー」というキーワードに勝手に反応して、「自分は最近行ってない」「バーベキューは意外と大変」と自分の話を始めてしまいました。

友だちはイヤな思いをし、あなたへの好感度は下がりました。もう話したくないと思ったかもしれません。これは明らかに「損」な話し方です。

例えば、会議などで「人の話を聞きながら、頭のなかでは自分が話すことを考えている人」はいませんか? 「この話が終わったら、あの意見を言ってやろう!」「あ、こんなことも思いついちゃった!」「早く、自分の番にならないかな……」などと、次に自分が話す内容を考えているのです。

当然、一見聞いているようでいて、相手の話はまったく耳に入っていません。そして、相手の発言が途切れるやいなや、「で、思うんですけど……」とそれまでの話題を踏まえずに、自分の言いたいことを語り出してしまうのです。

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