『話し方で損する人得する人』
●得する人=相手が話し始めたら「聞き役」に徹する→
例えば、あなたが友だちと会話をしているとしましょう。
友達「先週バーベキューに行ったんだけどね」
あなた「へえ、バーベキューかぁ! そういえば最近行ってないな。もう2年くらい行ってないかも」
友達「……そ、そうなんだ。でね、バーベキューに行ったらね」
あなた「あ、でも、バーベキューってけっこう準備とか大変だよね。結局、お店で飲むほうが気楽で好きだなー。そうだ、屋上で飲めるビアガーデンがあってさ……」
友達「……」
どうでしょうか?
バーベキューに行った話を始めた友だちは、もっといろいろと「あんなトラブルがあった」「こんな楽しいこともあった」と話したかったはずです。
ところが、あなたは「バーベキュー」というキーワードに勝手に反応して、「自分は最近行ってない」「バーベキューは意外と大変」と自分の話を始めてしまいました。
友だちはイヤな思いをし、あなたへの好感度は下がりました。もう話したくないと思ったかもしれません。これは明らかに「損」な話し方です。
例えば、会議などで「人の話を聞きながら、頭のなかでは自分が話すことを考えている人」はいませんか? 「この話が終わったら、あの意見を言ってやろう!」「あ、こんなことも思いついちゃった!」「早く、自分の番にならないかな……」などと、次に自分が話す内容を考えているのです。
当然、一見聞いているようでいて、相手の話はまったく耳に入っていません。そして、相手の発言が途切れるやいなや、「で、思うんですけど……」とそれまでの話題を踏まえずに、自分の言いたいことを語り出してしまうのです。
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