同じ目的の言葉を伝えるにしても、言い方を変えるだけで相手に与える印象は180度変わります。人づきあいがこじれてしまう、関係がぎくしゃくしてしまう話し方は、「損する話し方」をしているということです。話し方ひとつで、人間関係は良くも悪くもなるのです。五百田達成氏の著書『話し方で損する人 得する人』を一部抜粋し再構成のうえ、ちょっとした言い換えで「得するフレーズ」厳選12を紹介します。
「共感を強制」する話し方
損 「○○じゃないですかー」 → 得 「○○です」
「最近って暑いじゃないですかー」「私ってよくしゃべるほうじゃないですかー」。この「じゃないですかー」も損をしています。これは「共感を求める」を通り越して、やんわり「共感を強制」してしまっているから。なかには「押し付けがましい」と感じる人もいるでしょう。
ここは、「暑いですね」「私、よくしゃべるんです」とストレートに伝えましょう。
損 「逆に」 → 得 「それで言うと」
「でも、逆にさぁ〜」「逆にカレーとかどうかな?」。反対の意味でもないのに「逆に」をよく使う人は損をしています。これは、インパクトのあるフレーズで相手の興味を引きたい狙いですが、言われたほうは否定された気分になるうえに、特に「逆」でもない話を聞かされ、うんざり。
「たしかにね」「それで言うと」など、肯定的な言葉でうまくつなぐと好印象です。
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