デキない上司がやりがちな「命令口調」の大弊害 元CAが断言「立派な人ほど謙虚で偉ぶらない」
超一流の方はとても謙虚な方ばかりです。誰もが認めるような地位や実績を手にしている方に限って、「何でこんなに謙虚なんだろう」と驚いてしまうくらい謙虚です。
CAのあいだでは、お客様に「君は私がどんなにすごい人か知らないだろう」というような態度をとられたという話もよくあるのですが、超一流の方はまずこのような態度をとりません。自分を大きく見せようとするどころか、「同じ人間ですよね」というスタンスで歩み寄ってきてくださいます。
超一流ほど「言葉遣い」が丁寧
そのため、まずは言葉遣いがとても丁寧です。どんなに年輩の方であっても、初対面では敬語、丁寧語で話されます。命令口調や友達口調で話しかけるようなことはありません。
もちろん、会話をするなかで打ち解けて言葉遣いがフランクになっていくことはありますが、それでもなれなれしすぎず、相手を尊重した話し方をされます。同行している部下や関係者にもえらそうな言葉遣いはされていません。
また、聞き上手な方が多いのも特徴です。会話のなかで自分のことを話すよりも、「フライトでは何が大変ですか?」「○○でおすすめのお店はありますか?」など、CAの話を聞こうとしてくださる方が多いです。ニコニコと相槌を打ちながら聞いてくださるので、こちらもつい、いろいろとお話ししたくなってしまうほどです。
それはCAに対してだけでなく、同行されている秘書や関係者に対しても同様です。上層部の方であっても、独断で決めるのではなく、例えばワイン1本開けるときでも、ポジションに関係なく、皆の意見を取り入れようとする姿勢が感じられます。
何かトラブルが起こってしまった際も、「普通はこうでしょ」と自分の考えや主張を押しつけることはなく、「そういう考えもあるんですね!」「こういうケースもあるんですね!」と多様な意見を受け入れる姿勢を崩さず、物事を俯瞰してとらえていらっしゃるような印象を受けます。
理想的な職場をあらわす言葉として、「風通しのいい職場」という言葉が使われますが、このような上司がいる職場は、きっと部下も発言しやすく風通しがいいのだろうなと思わされます。
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