(第62回)2012年度新卒採用動向調査【前半戦】 企業の動向編2

(第62回)2012年度新卒採用動向調査【前半戦】 企業の動向編2

HRプロ株式会社
 前回に引き続き、採用担当者アンケートの調査結果を紹介する。今回は採用担当者の考え方を中心に取り上げる。2010年後半から就活のあり方に対する批判が強まり、日本貿易会、経団連、経済同友会などから改善策が出され、論議が深まっている。採用の当事者はどのように考えているのか? ターゲット大学、就職ナビに対する考えについて取り上げ、採用担当者の意識を探ってみたい。

●コンタクトが困難な旧帝大クラス、早慶クラス。技術系は特に難しい

図表1:就職ナビではコンタクトすることが困難だと感じているターゲット母集団

 新卒募集は、就職ナビを中心にオープンに行われており「大学名不問」だが、学生とのコンタクト自体が困難な大学がある。大学クラスで言えば、ほぼ偏差値に準じており、もっとも困難なのは旧帝大クラス。特に技術系は難しく、47%の企業が困難と感じている。事務系も33%と高い。旧帝大クラスに続くのは早慶クラスだ。技術系で32%、事務系でも21%である。

 地方国公立大学は技術系23.4%、事務系13.3%。ただし地方大学は学生の就活も不便だが、企業の採活でも学生へのアプローチが難しいという理由も反映していると思われる。
 MARCH・関関同立クラスは技術系10.9%、事務系5.8%。日東駒専・産近甲龍クラスになるとぐんと低くなり、技術系2.2%、事務系1.7%に過ぎない。

 昨年と比較すると、ほぼすべてのクラスで増えている。特に伸びが大きいのは旧帝大クラスで技術系が38%から47%へ、事務系が26%から33%へと急伸した。  どの大学クラスでも技術系の難易度が高い。これらの学生を就職ナビで集めることは困難だ。そこで特別な対策を講じる必要性が生じる。

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