(第63回)2012年度新卒採用動向調査【前半戦】 企業の動向編3

(第63回)2012年度新卒採用動向調査【前半戦】 企業の動向編3

HRプロ株式会社
 前回に引き続き、採用担当者アンケートの調査結果から、今回はインターンシップ、Webオンラインセミナー、そしてグローバル化が急激に進む中での外国人/留学生採用の現状を中心に取り上げる。

●3分の1の企業がインターンシップを実施

 学生と直接出会う場としてインターンシップは有効だ。2004年から就職ナビ依存の採用活動が顕著になったが、その一方でインターンシップ実施企業も増えてきた。今回の調査では、「実施していない」企業が65.7%と過半数を占めているが、逆にいえば残りの3分の1の企業は「実施している」ということだ。

図表1:インターンシップのタイプ

「実施している」企業にそのタイプを聞いてみた。
「Webインターンシップ」のようにインターンシップと呼べるのかどうかに疑問がある形態は0.7%とわずか。「選考直結型」も2.8%と少ない。「半日程度」や「1日程度」は就業体験というより、会社説明会の一種だと思うが、それぞれ16.9%、13.4%にすぎない。「2~3日程度」も12.7%とさらに少ない。多いのは「1週間程度」と「2週間程度」で、それぞれ33.1%と35.9%となっている。
 ただ、学生が受けたインターンシップは1日、半日が最も多い。1~2週間のインターンシップは労力を要するので、多数の学生を受け入れられないからだ。

 インターンシップは企業の立地によって実施形態が変わってくる。地域の企業は地方大学と連携して、比較的長期のインターンシップを実施できる。インターンシップを単位認定している大学も多い。「1ヶ月以上」はこのケースだろう。
 不特定多数を対象とする都市部の企業、特に大企業は長期インターンシップを実施しにくい。「インターンシップ」とうたっていても、半日、1日が多く、自社外の会場で行うケースも多い。企業によってインターンシップの実施方法は千差万別である。

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