20%ルールなどグーグルの人事管理は、すべての会社には当てはまらない--村上憲郎・グーグル日本法人元社長/前名誉会長(第2回)

20%ルールなどグーグルの人事管理は、すべての会社には当てはまらない--村上憲郎・グーグル日本法人元社長/前名誉会長(第2回)

--シンプルなビジネスモデルという“見えない垣根”の中でエンジニアを“放し飼い”にしているとのことですが、1つのプロジェクトを進める上では何か“見えない垣根”を設定していますか。

プロジェクトのサイズは限定しています。プログラミングは著述業です。長編小説を書くようなものなので、本当は1人ですべてを書き上げたほうがいい。

1つの長編小説を章ごとに何人かで分担して自由に書かせたら、物語が破綻しますよね。プログラミングでも同じことが起こるので、チームの人員はなるべく1ケタに抑え、コーディングスタイルも限定します。最後は決められたコーディングスタイルで読みやすいものになっているかというコードレビューも行い、コードが複雑にならないよう心掛けています。

同時に、社内外で起きていることや、新しい言語や技術などの最新情報をつねに提供するなど、エンジニアがプロジェクトに埋没してしまわないような配慮もしています。

--社内会議はどのように行われていますか。

普段からメールやチャットなどグーグルアップスにあるようなツールを利用してコミュニケーションを図っているので、グーグルは特に会議で何かを決めるという雰囲気はありません。階段ですれ違ったときの立ち話があとでそのとおりになった、なんてこともあります。

もちろん何かを決めなければいけないときもありますが、私が出ていたオフィサーの会議でも、基本的には問題がないかどうかの確認でした。

--グーグルの経営手法は他社にも活かせますか。

できる部分とできない部分があるでしょう。

ビジネスの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 日本野球の今そこにある危機
  • スージー鈴木の「月間エンタメ大賞」
  • 僕/私たちの婚活は今日も終わらない
  • ドラの視点
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
-

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

ログインしてコメントを書く(400文字以内)
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
最新! 危うい会社リスト<br>7つの指標で徹底解析

高成長会社と危ない会社は紙一重。業績順調な企業も先行きは安心できません。突然巨額赤字に陥る、そもそも行き詰まっているなど、将来リスクを抱える会社を多様な切り口でリストアップしました。7つの指標であなたにも見分けられます。