(第61回)2012年度新卒採用動向調査【前半戦】 企業の動向編1

(第61回)2012年度新卒採用動向調査【前半戦】 企業の動向編1

HRプロ株式会社
 HRプロでは、2010年12月10日から24日にかけて、日本の主要上場企業、未上場企業の採用担当者を対象にしたアンケート調査を実施した。その結果を報告する。

 今回は11年採用から12年採用での変化を検証したい。採用数の増減、プレエントリー数の変化、評価する採用メディアなどを取り上げる。次回は採用の考え方を中心に取り上げ、ターゲット大学、就職ナビに対する考え、インターンシップの実施状況、そして外国人/留学生の採用について取り上げる。
 なお本調査と同時期に、口コミ就職サイト「みんなの就職日記」と共同で学生側の動向のアンケート調査を実施している。この結果については、企業編の後で紹介したい。

●2012年度で上昇に転じた採用マインド

 リクルート ワークス研究所によれば、11年3月卒業予定の大学生・大学院生対象の大卒求人倍率は1.28倍。全国の民間企業の求人総数は、10年卒の72.5万人から58.2万人へと19.8%のマイナスとなった。12年卒の大卒求人倍率は4月下旬に発表されると思われるが、HRプロの調査では、採用マインドは上昇に転じている。

図表1:採用計画数の増減(全体)

 全体的には「増やす」が昨年の12%から16%へと増加し、「減らす」は12%から7%へと減少。特に従業員数「5001名以上」は「増やす」が25%と「昨年並み」に次ぎ多い。ただし、企業規模が小さくなると、「採用中止」「未定」が多くなっている。

図表2:採用計画数の増減(技術系)

 技術系、事務系別で見ると、技術系採用では「増やす」が8%から14%と大きく増加し、「昨年並み」は44%から51%と増え、「減らす」は8%から4%へと減少した。「採用中止」は昨年と同じく8%。「50名以下」では採用中止が30%と高いが、全体的には回復傾向が顕著だ。
 「未定」も大きく変化した。昨年の調査では32%だが、今年は22%と10%も減っている。先行きが見通しやすくなっていることの反映だろう。

図表3:採用計画数の増減(事務系)

 技術系ほどではないが、事務系採用でも同じような傾向がある。「増やす」が4%から8%へと倍増、「昨年並み」は43%と同じ、「減らす」は8%から6%へと減少している。「採用中止」のみ14%から15%へ増えたが、「未定」は31%から27%に減少した。

キャリア・教育の人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 赤木智弘のゲーム一刀両断
  • 今見るべきネット配信番組
  • 日本人が知らない古典の読み方
  • Amazon週間ビジネス・経済書ランキング
トレンドライブラリーAD
人気の動画
「睡眠不足を甘く見る人」が払う体への代償
「睡眠不足を甘く見る人」が払う体への代償
保険営業 ノルマ未達なら「雇用契約打ち切り」の無惨
保険営業 ノルマ未達なら「雇用契約打ち切り」の無惨
ストロング系チューハイの光と影
ストロング系チューハイの光と影
「電話嫌いの若者」が急に増えた意外すぎる理由
「電話嫌いの若者」が急に増えた意外すぎる理由
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
「未来を知る」ための読書案内<br>ベストブック2021

先を見通せない日々が続きますが、本を開けばアフターコロナ時代のヒントがあふれています。本特集では、有識者や経営者、書店員らが推薦した200冊を掲載。推薦数の多い順にランキングしました。あなたにとっての珠玉の1冊を探してみてください。

東洋経済education×ICT