●意外に少ないプレエントリー数と合同説明会などでの訪問者数
図表4:プレエントリー数の増減
母集団形成について見てみよう。まずプレエントリー数だが、10年度から11年度にかけては急増し、単純集計で半数の企業が「昨年同時期より多い」と回答したが、今年は「多い」は31%と意外に少ない。
逆に「昨年同時期より少ない」と回答した企業は、昨年は4%と非常に少なかったが、今年は16%に増えている。そして「昨年並み」は15%から24%に増大している。
「とりあえずプレエントリー」が「失敗就活」につながるという指摘はかなり広まっており、キャリアセンターも指導しているから、それが学生の自重を促しているのかもしれない。
図表5:合同セミナーでのブース訪問者数
次に、合同セミナーや大学主催の学内説明会のブース訪問者数を見てみよう。「少ない」と回答した企業は昨年とほぼ変わらず。「昨年並み」は12%から25%と倍増し、「多い」は32%から25%に減少した。もっともこの数年は「昨年より多い」と回答する企業がとても多かったから、数が高止まっていることを示しているのかもしれない。
また後ほど触れるが、アンケートのコメントを読むと、使用する就職ナビを変更した企業が少なくなかったようだ。そのこともプレエントリー数やブース訪問者数の変化につながっている可能性もある。
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