垂れ流される「時間泥棒コンテンツ」
いよいよ、2021年も残すところわずかとなりました。来年はどんな年にしたいですか。新年を迎えるにあたり、「来年こそいろいろ学んでスキルアップしたい」と考えている人も多いのではないでしょうか。ネットには学習用のYouTubeコンテンツがあふれかえり、企業などが主催する「オンラインセミナー」も花盛り。
私は「企業幹部の家庭教師」として話し方をコーチングしていますが、最近、特に多いのが「『動画メッセージの発信法』や『ウェブ上でのセミナーでの話し方』を教えてほしい」というご要望です。
なかなか対面で会えない時代に、動画でメッセージを発信したり、オンライン上で自社PRするために、これまでの「『棒読み・棒立ち』の話し方を変えたい!」という人が増えているのです。
とはいえ、そんなに意識の高い人はごく一部。大学などでは、「ただでさえ話し方の下手な教授のつまらない授業が、さらにつまらない動画視聴授業に変わって『絶望的に学びがない』」という声も、よく聞きます。
最近、増えている動画学習ですが、実はただ、「動画を見るだけ」では学習効果があまりないことがわかっています。
今回は、日本人の「見て、聞いて、学んだ気、やった気になる病」の罪深さについて解説していきましょう。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら