いま、有事のリーダーに求められる「コミュ力」とは?
「歴史にIfはない」といいますが、もし、ウクライナの大統領がウォロディミル・ゼレンスキー氏でなかったとしたら、世界の目はここまでこの国にくぎ付けになっていたでしょうか。
現在、44歳のゼレンスキー大統領は2019年5月に73%という高い得票率で、大統領に選ばれました。
元々コメディアンであったことが知られていますが、テレビ番組ではプロ並みのダンスを披露する多能ぶりを発揮しています。他のコメディアンと一緒に、男性器でピアノの鍵盤をたたく(と見せる)パフォーマンスなど、はじけた演技もいとわない根っからのエンターテイナーでした。
ロシアのプーチン大統領の蛮行が許しがたいものであるのは事実ですが、ヨーロッパ東部の一国の動向に世界中の人々が心奪われる背景には、ゼレンスキー大統領の巧みな「コミュニケーション戦略」が功を奏している側面はあるでしょう。
ソーシャルメディア時代のいま、「有事のリーダーに求められるコミュ力」とは何なのかを考察していきます。



















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