日本を代表する一部上場企業の社長や企業幹部、政治家など、「トップエリートを対象としたプレゼン・スピーチなどのプライベートコーチング」に携わり、これまでに1000人の話し方を変えてきた岡本純子氏。
たった2時間のコーチングで、「棒読み・棒立ち」のエグゼクティブを、会場を「総立ち」にさせるほどの堂々とした話し手に変える「劇的な話し方の改善ぶり」と実績から「伝説の家庭教師」と呼ばれ、好評を博している。
その岡本氏が、全メソッドを初公開した『世界最高の話し方 1000人以上の社長・企業幹部の話し方を変えた! 「伝説の家庭教師」が教える門外不出の50のルール』は15万部を突破するベストセラーになっている。
コミュニケーション戦略研究家でもある岡本氏が「みんな苦手な『あいさつ必勝法』」について解説する。
心に刺さる、河野氏の「新年会挨拶マニュアル」
気がつけば2021年もあと少し。年の瀬、新年と人前での「あいさつ」の機会も増える時期ではないでしょうか。
そこで、すぐに使える、結婚式や忘年会、新年会の式辞、職場での短いスピーチなどの「あいさつ」必勝法について考えてみましょう。
「人前でのあいさつが多い人」といえば、政治家が挙げられるでしょう。
Twitterなどでの当意即妙のやりとりで知られる、自民党の河野太郎広報本部長が、12月11日にFacebookで、「新年会挨拶マニュアル」を披露していました。
日本の「あいさつ」は「長い、つまらない、心に残らない」の3点セットである場合がほとんどです。
「社長の家庭教師」として長年、その話し方のコーチングをしてきた私は、聞く人の脳が、即刻フリーズするようなあいさつを「短い、面白い、心に残る」スピーチに書き換える添削を長年、続けてきました。だからこそ、この河野さんの10の原則はぐさぐさと心に刺さります。
少し長くなりますが、とても面白いので、ぜひ紹介しましょう。
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